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飯田名誉会長 広島原爆被爆体験を講演
大阪市立塚本小学校で
 
                    飯田 邦夫氏『広島原爆』の体験記

 “ピカッ”と鋭い閃光、そして「ドーン」と辺りを揺るがす大きな音から『ピカドン!』と形容された原子爆弾(原爆)。
 1945年(昭和20年)8月6日、午前8時15分。 実戦で使われた“世界初”の核兵器としての原爆が広島に投下され、投下目標とされた相生橋よりやや東南の島病院〔当時の産業奨励館・・・現在の広島ドームの東側〕を中心とする一帯は、瞬時にして地獄絵図さながらの集土と化しました。
 この時、広島の人口35万人【推定】。 このうち9万〜16万6千人の人々が、被爆から2〜4ヶ月以内に死亡したとされていますが、生き残った被爆者の一人に、当時12歳だった少年がいます。
1933年(昭和8年)2月19日市内の幟町で生まれた少年は、この年の3月に広島市立幟町国民学校〔現在の小学校〕を卒業した後、私立の広陵中学校〔当時の中学校は、1〜5年生まで〕に入学しました。 8月6日は、学徒動員で「建物強制疎開」作業の前の朝礼の最中に原爆が投下されて被爆、右腕80%が黒焦げになる大火傷を負いましたが、挫けることなく雄々しく逞しく成長し、硬式・軟式野球で活躍、少年野球大会での優勝経験もあります。
 学業を終えて社会人になってからは起業家として、1980年(昭和55年)3月に輸入雑貨「ギフト用品」の会社『株式会社リリー』を創設、現在もまだ現役で元気に活躍されています。 
 あの日から68年の時を経て、少年も80歳、傘寿を迎えました。
その人の名前は、当会の初代会長で現「名誉会長」の『飯田 邦夫氏』です。
その飯田名誉会長が、今年3月7日、大阪市立塚本小学校(大阪市淀川区塚本)からの招請で、生徒のみなさんに『広島原爆体験談』を語られました。
 折しも、当会が「設立10周年」の記念すべき時を迎えたな中での貴重な体験談の講演。 悲惨な戦争、中でも「原爆」によるその惨状が忘れ去られることなく長く後世に語り継がれるための一助になればとの思いから、「10周年記念」CDへの登載をお願いしたところ、ご快諾を得ましたのでここに標題の『体験記』として収録させていただきました。 みなさんには、当会「10年の歩み」と併せてご高覧賜れば幸甚に存じます。
 このころ、私たちは『勝つまでは、国民皆兵』(みんな兵隊)といわれて、教育されました。
                                                                     
 ★原爆投下
     1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、当時「新型爆弾」といわれた“原爆”が投下されて、炸
    裂。 学徒動員で「建物強制疎開」作業のため収集されていた私たち学生は、朝礼中に被爆しました。
    爆心地から直線距離にして1,500mの場所でしたが、ピカッピカッ!と強烈な光線と同時に発生した
    大爆風で、私は約10mの空中高く吹き飛ばされて気絶、やく30分後に気がついて帽子を拾いに戻り
    、辺りを見回したところ、周りの建物は全て倒壊し、西も東も全く分からない状態になっていました。
    朝礼中に前を走っていた市内電車も見当たらず、よく見るとひしゃげて脱線していました。 目の前に
    あった消防署の火の見櫓の鉄塔も根元から折れまがって、市電の線路に倒れていました。
     広島市内の中心部では、炎と煙が立ち上り、爆発したドラム缶が空を飛んだりしていました。 辺り一
    面「火の海」で、何が起こったのかさっぱり分からない状態でした。 そして、私は自分の体を見ると右
    腕の80%が黒く焼け爛れる大火傷を負っていましたが、強烈な熱光線のためか熱さなどまったく感じ
    ませんでした。
     この時、学徒動員で一緒に集まっていた広陵中学生は200名。 朝礼は爆心地に向かって行われ
    ていたので、70%が大火傷を負い、20%の人が吹き飛ばされたり、顔のひどい火傷で名前なども判
    別不明で行方不明になったりし、また10%は爆風で吹っ飛ばされて樹木や建物に当たるなどして即
    死、あるいは数日以内に死亡するという、言葉に言い尽くせないくらいの物凄い惨状でした。

 ★戦争の怖さ!
     相手の兵隊、国民を多く殺さないと勝てない。 相手の国を滅ぼす・・・それが戦争です。


    
講演会の模様
塚本小学校 6年生に原爆被爆体験の講演
大阪市立塚本小学校 飯田名誉会長 講演中 
 
塚本小学校 6年生に原爆被爆体験の講演
 
 
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