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『 京都東山散策会 』の実施 
 寒・・・うっ~!!
大阪の最低気温4度で、前日につづき真冬並みの冷え込みとなった11月28日(水)。
 恒例となった、近畿広島県人会(県人会)との共催による『京都散策会』を実施しました。 今回は「京都東山散策会」と銘打って、清水寺と高台寺、そして知恩院を訪れました。
 お目当ての紅(黄)葉は、一部ピークを過ぎたものもありましたが、全体的にはまだ十分に鮮やかな美しさを楽しむことができました。 この日は、「清水寺」からの参加と、途中「高台寺」また「知恩院」からの参加など、3ヶ所からそれぞれに自由参加、離脱できるプランとなっており、「清水寺」からの参加のみなさんは10時に「西門」階段下に集合しました。
 寒さ対策で事前に厚着をしたりして坂などのある約20分の距離を歩いてこられたみなさんは、着くなり一様に「暑い!」と着込んだセーターや、ジャンバーを脱ぎ、汗を拭くなどされていましたが、少し落ち着いてくると、標高242mの高台にあるこの地ではやはり冷え込みが厳しく、慌ててまた着込んでおられました。
 はじめに、通常は非公開でこの時たまたま特別公開されていた同寺の塔頭の一つで、清水寺本坊の「成就院」から拝観しました。 この成就院は、室町時代、応仁の乱の兵火に遭った清水寺を復興した願阿上人によって創建され、現在の建物は寛永16年(1639)に徳川三代将軍家光によって再建されたものだそうです。
 ここでは、京都三成就院『雪月花の洛中三名園』の一つとして有名な借景式池泉座視式庭園の「月の庭」【国指定の名勝】を、日ごろの喧騒を離れて、いつもながらに分かりやすい岡崎副幹事長の説明に耳を傾けながら、建物の縁側に座ってしばしゆっくりと眺め、くつろがせていただきました。
 説明資料によりますと・・・庭園の作者は「相阿弥原作・小堀遠州の補修」、あるいは「松永貞徳の作」とも伝えられる江戸時代初期を代表する名庭。 庭の面積は1,500㎡で、さほど広くはないが、湯屋谷庭境の生垣をとくに低くして、北正面の高台寺山を大きく借景し、さらに山中に一基の石灯籠を立てて巧みに「遠近法」を活用しして庭と周囲の山景とを一つに結び付け、庭に無限の広さを感じさせている。 模範的な「借景式庭園」・・・と、あります。 また屋内の係の女性の方の説明によりますと・・・建物の天井は「吊り天井」、そして欄間は「竹串」あるいは「トンボ」欄間と呼ばれる珍しいものだそうです。 そして、ガラス戸ガラスは明治期の「ぎやまんガラス」で、今はもう作れる人がいないそうです。 さらに、岡崎さんが調べてくださったところでは、書院の障子窓の組子は「花狭間」と書いて「はなざま」と読むそうで、光がここを透かして入るととてもきれいだそうです。 
 成就院のあとは、本堂の拝観です。 こちらは、先の成就院がたまたま拝観者が少なくて貸し切り状態に近く、ゆったりしていたのとは対照的に、修学旅行生や外国からの観光客など大勢の人で込み合っていましたが、有名な「清水の舞台」から眺める紅(黄)葉などの景色はとても素晴らしいものでした。
 「清水寺」・・・山号は『音羽山』。 奈良時代の宝亀9年(778)、大和・子島寺の延鎮上人が夢のお告げで「音羽の滝」を訪ねあてて、そこで滝に打たれて修行していた行叡居士に出会い、授けられた霊木に千手観音像を彫像し、滝上の草庵に祀ったのが始まりとされています。 そして「清水寺」の寺名は、音羽の滝の『清泉』に因むものだそうです。 宗派は、「北法相宗」。 単位の一寺一宗で、西国三十三所観音霊場「第十六番」札所です。
同寺は、開創(778年)以来「興福寺」の北伝の法相宗を伝統してきましたが、1965年(昭和40年)に「北法相宗」として独立しました。
 本尊は、「清水型十一面(四十二臂)千手観音立像」【秘仏】で、重要文化財。〔最上の両手を頭上にあげ化仏を戴いている〕
 本堂の南正面にある「清水の舞台」としてつとに名高い「舞台」(広さ190㎡)は、最高15m、最太2.3mの巨大な欅の柱(139本)を貫〔釘を使わない〕で組み合わせて、切り立った壁に構築されています。 このような構造を『懸造』、あるいは『舞台造』というそうです。 屋根は寄棟造、桧皮葺で正面(南面)左右に入母屋造の翼廊が突き出し、外観に変化を与えています。
 ※同じく観音霊場の「長谷寺」や「石山寺」の本堂も『懸造』だそうです。
 「清水寺」の拝観を済ませた一行は、このあと各々に昼食を取り、13時に次の目的地の「高台寺」に集合、建物・庭園、遠徳院等を拝観しました。 「高台寺」・・・東山霊山の山麓、八坂法観寺の東北に位置する臨済宗建仁寺派の寺院。 正しくは『高台寿聖禅寺』といい、山号は鷲峰山。 豊臣秀吉の菩提を弔うため、夫人の北の政所(ねね:出家して「高台院湖月尼」と号す)が、慶長11年(1606)に開創したお寺です。 寛永元年(1624)七月、建仁寺の三江和尚を開山として迎え、『高台寺』と号するようになりました。
 造営に際して、徳川家康が当時の政治的配慮から多大の財政的援助を行ったので、寺観は壮麗を極めたといいます。 「釈迦如来」を本尊とするとともに、秀吉と北政所を祀る霊廟としての性格を持った寺院です。 方丈から望む「方丈前庭」(波心庭)には、白砂の中に今年の干支の龍の像が配置されていて、目を楽しませてくれました。 また東側にある枯山水の庭園では、赤や黄に色づいた樹々が、緑の苔ととても鮮やかなコントラストを醸し出していました。 方丈の背後に建つ書院の東側には、開山堂や秀吉と北政所を祀った霊屋【ともに重要文化財】があり、霊屋の厨子内の右には秀吉、左に北政所の木造が安置されていました。 そして、須弥壇や厨子には、華麗な蒔絵が施され、世に「高台寺蒔絵」と称され、桃山時代の漆工芸の粋を集めています。 ここから少し下がって東の方には、利休の意匠による茶室で、伏見から移建された「傘亭」と「時雨亭」がひっそりと佇んでいました。 ほかに、開山堂と霊屋を結び、龍の背に似ているところから「臥龍廊」と名付けられた長い階段〔残念ながら、通行は禁止されています〕や観月台などの建物の背景も見事なものでした。
 また塔頭の「圓徳院」は三江和尚を開基に、北政所の実家・木下家の菩提寺として開かれ、秀吉の没後に北政所が晩年を過ごし、またその終焉の地として知られています。
 当院は、木下家初代以降、歴代藩主の墓が置かれ木下家屋敷となっていたため、正面は「長屋門」の形態がそのまま残されています。 折から、正面の石畳の左右にいまを盛りと咲き誇るツワブキの黄色い花が、訪れる人々を出迎えてくれていました。 
 境内にある、賢庭作で後に小堀遠州が手を加えたという池泉回遊式の枯山水「北庭」は、伏見城北政所化粧御殿の前庭を移したもので、桃山時代の代表的な庭園の一つとされていますが、いまも当時の原形をほぼそのまま留め、とても見ごたえのあるものでした。 
 ここで、当日参加者の中からご質問のあった「高台寺」の屋根の棟の両端に取り付ける瓦で、経巻が3本頭に載った瓦につきまして、岡崎副幹事長からお返事がありました。
  ※ 「獅子口」と呼び、元々は、桧皮葺の屋根に使われる瓦で、いくつかの部品を組み合わせて取り付け
    てあり、使い方は「鴟尾」や「鬼瓦・鯱」などと同じ・・・だということです。
 最後に訪れたのは、浄土宗総本山の「知恩院」。 正式名称は『華頂山 智恩教院大谷寺』といいます。
本堂〔�御影堂〕は、目下平成の大修理中で拝観できませんでしたが、有名な「三門」を中心に岡崎副幹事長から詳しい説明を聞き、記念写真を撮るなどして、この日の散策会を無事終了しました。
 ここでもご質問のあった事柄につきまして、岡崎副幹事長から次のような回答がありましたので付記させていただきます。
  ※ 「知恩院」と「南禅寺」の三門は、ほぼ同じような建物ですが、建築様式が若干ちがっているそうです。
     そして、中井家の直接的な関与はないそうです。 また「知恩院」の紋様は『月影杏葉』だそうですが、
     同院を永代菩提寺とした徳川家の「三つ葉葵」の紋もよく使われるそうです。 ただ、ここで見られた
     「菊」の紋について、その理由は分からないので、『ご存知の方があれば教えていただきた』とのこと
     でした。
 今回の参加者は、全員で40名。 たいへん盛会に実施することが出来ました。 散策が済んだあとは、有志のみなさん(25名)で、円山公園内の中にある「いもぼう平野屋本店」で、名物のえび芋料理の「いもぼう」を肴に熱燗やビールでノドを潤し、歓談して散会しました。 みなさんご協力本当にありがとうございました。
 次回は、来年3月14日(木)、法隆寺・藤ノ木古墳・西里辺りを散策する『奈良斑鳩の里散策会』を予定しています。 ぜひまた大勢のみなさんのご参加、お待ちしていま~す。

         
  【 参拝・拝観の模様 】
参加者全員による集合写真 
10時、清水寺西門前集合 岡崎副幹事長より本日の説明
佐藤広島関同協会長挨拶 素晴らしい紅葉
 左の石穴から望む風景
 成就院 玄関前 月の庭、岡崎先生の説明にて鑑賞中 
佐藤・三谷 ご夫妻参加 ご本尊にお参り
本堂舞台の柱組み 
 舞子体験の方々の多いこと(私は間違いました)
 昼食はエンドウでの赤マグロ丼(これが美味しいこと)
 産寧坂(坂口)にて 途中で八坂の塔を望む 
13時 高台寺集合  高台寺庭園鑑賞
質問も飛び交う散策会です 
 秀吉・北政所 霊屋  途中の紅葉
 高台寺 傘亭 時雨亭前にて 圓徳院 北庭 
 尾道商業同窓会のみなさま 丸山公園 しだれ桜まえ 
 丸山公園 にて 知恩院三門の説明中 
知恩院 三門前での説明と集合写真 
 柱の大きさにびっくり いもぼう平野屋本店 
いもぼうでの懇親会 
 
 
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